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セのキャプテン、巨人・岡本“不発”もご満悦「お駄賃もらえた」

 巨人・岡本和真内野手(23)のとぼけた魅力は自軍にとどまらず、今やセ界全域にとどろき渡っている。

 人気投票で2年連続のオールスター出場を果たした岡本は、第1戦(東京ドーム)を前にセ・リーグのベンチで声出し役を担当した。「緒方監督よりキャプテンを命じられました岡本です」。妙にかしこまった挨拶に、早くも周囲は半笑い。

 「つべこべ言うヤツはしばき倒していくんで気をつけてくださいね!」と一応の威厳を示した後、自らが「レッツ」と音頭を取って、ナインが「ゴー」と合わせる声出しを促した。ところが、いざ本番で「いきますよ、レッツ!」のかけ声に誰もついてこず、岡本は「おい!」と突っ込み。大爆笑のナインに「俺、キャプテンやで…。言うこと聞いてや、ホンマ」と懇願し、仕切り直しでようやく「レッツ、ゴー!」と一致団結をみたのだった。

 だがキャプテンの求心力不足か、セ・リーグは3年越しの5連敗。試合後はわざと深刻な顔をつくり、「勝てなかったことが悔しいです」と“主将ヅラ”で敗戦を背負って報道陣を笑わせた。

 目標としていた球宴初安打もお預け。それでも「ヒットは二の次。楽しいです。去年は体調がよくなかったけど、今年はバッチリ」とご機嫌だ。実は昨年も声出しを担当したが、下痢で腹に力が入らずに締めの「さあ、行こう!」の声が裏返って失笑を買っていた。1年前の苦難を思えば、今年の声出しに「100点!」と自己採点し、胸を張るのも無理はない。

 試合前のホームラン競争にもプチ活躍の場が。同僚の坂本の打撃投手を務め、4本の柵越えを呼び込んで1回戦突破に貢献。とにかく明るい巨人の4番は「あれのおかげでお駄賃もらえた」とご満悦で球場を後にした。

(笹森倫)

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