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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】俊輔の凄さは「引き出しの多さ」 J2横浜FC移籍でもう一度輝きを

 41歳になった中村俊輔がJ1磐田から、J2横浜FCへ完全移籍することが決まりましたね。FW三浦知良(52)を筆頭に、MF松井大輔(38)、DF伊野波雅彦(33)のW杯出場組など、とにかくベテランがたくさんいるクラブです。

 今季は故障に苦しんでいますが、俊輔のすごさは『引き出しの多さ』です。その質も量も間違いなく日本一でしょうね。パス、シュート、セットプレーなどすべてで、どんな弾道でボールが動いていくかをしっかり認識しています。イニエスタ(神戸)のマネができる選手がいないのと同じで、俊輔のマネは誰もできないでしょう。

 両足でしっかり蹴ることができるのも見事です。左足をダミーにして右足を使ってプレーする技術もなかなかできるものではありません。しかも、俊輔はW杯では苦い経験をしていて、それも現在の彼を支えている要素なのではないかと思います。

 サッカーでは一級品の技術は絶対さびることはありません。俊輔の技術はとにかく練習で培ってきたものです。おそらく現在でも、Jリーガーの中では練習では最もボールに触っている(練習している)選手です。監督に「やめろ!」と言われても居残り練習をしている選手です。

 横浜に自宅もあります。これまでよりも環境は格段によくなるはずです。もう一度輝きを放つプレーを期待していいと思います。(元J1横浜監督・水沼貴史)

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