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【田代学 ダッグアウトの裏側】「ロボット審判」は大リーグ低迷に拍車 球審との駆け引き、抗議や退場シーンにも魅力 (1/2ページ)

 見出しは「米独立リーグで新規則導入」と「球宴視聴率は過去最低」。サンケイスポーツ(東京本社版)の13日付6面右下に掲載されていたAP電の小さな記事2本を読んで、暗たんたる思いにかられた。

 当欄で何度か触れているが、米大リーグ機構はアトランティック・リーグ(ALPB)と今季から3年間の業務提携を締結。経営の安定を保障する代わりに、新ルールなどを試験的に導入させる「実験台」にしている。

 たとえば、10日に開催されたALPBの球宴では、プロでは初となる「コンピューター判定」が実施された。軍事技術を応用した弾道測定器「トラックマン」がストライクとボールを判定。球審は、その情報をスマホとつながったイヤホンで受信してコールした。ロボットが審判しているようなものだ。

 背景にあるのが大リーグの人気低迷。観客動員数が減少している上、ファン投票の選出方法を変更したにもかかわらずオールスター戦(9日=クリーブランド)の視聴率もワーストだった。

 その打開策が、審判のロボット化や「一塁盗塁」(どんなカウントでも打者が捕逸時に一塁へ走れる)などの新ルール。「大リーグでの実施までに、マイナーなどで機能するかを見守る必要がある」とマンフレッド・コミッショナーも選手やファンの反応をALPBで見ていることを認めている。

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