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大相撲名古屋場所、千秋楽は因縁“白鶴”決戦?

 ■大相撲名古屋場所 13日目(19日)ドルフィンズアリーナ

 中に潜った妙義龍の首を決め、身動きをとれなくしての小手投げ。横綱白鵬(34)は必殺技のあと、右手を勝ち誇るように振り回した。これが妙義龍の後頭部を直撃するような格好になり、解説の北の富士さん(元横綱)は思わず「これはいけません」とたしなめたほどだ。

 勝ち残りで白鵬が見上げた結びで、鶴竜(33)は初顔合わせの友風にはたき込まれ、ついに1敗で並んだ。

 両横綱は春場所の千秋楽に優勝をかけて対戦し、白鵬が右下手投げで鶴竜に勝ち3場所ぶり42回目の優勝を全勝で飾ったが、右上腕を負傷。さらに、優勝インタビューでは調子に乗りすぎて、観客に3本締めを促した。これが協会幹部の逆鱗に触れ、場所後の理事会で「けん責」という懲戒処分を食った。右上腕の回復は長引き、夏場所は全休。楽しみにしていた千秋楽のトランプ大統領観戦の晴れ舞台に立つことができなかった。

 20年近く支えてくれた部屋の特等床山、床蜂(64)が今場所限りで定年退職することになっている。平成16年初場所で新十両昇進後、大いちょうのほとんどを結ってもらった。「仲間ですから」と優勝で退職に花を添えたいところだ。