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【西本忠成 トラとら虎】阪神・メッセンジャーに「限界」の声…球団OB「昨年までと明らかに違う」

 阪神のエース、ランディ・メッセンジャー投手(37)が不調のため2軍で調整を続けている。Aクラス入りを目指す首脳陣は早期復帰を望むものの、メドが立たないのが現状だ。「本人に練習法など全て任せている。メッセがOKというまで待つしかない」と我慢を決めている。

 一方、球団関係者の間では復帰しても多くは期待できないとの声も。「今季のメッセは昨年までと明らかに違う。8月で38歳。体力も球威も落ちて当然だし、限界が近づいてきたのだろう」とOBは見る。

 2軍落ちが決まった今月10日の巨人戦(甲子園)の投球が顕著だった。初回、丸に本塁打。2回には4安打を浴び3失点で今季最短のマウンドになった。「イライラするのはホームランをよく打たれるところ。自分に腹が立つ」とメッセは嘆くが、これも球威の衰えが原因ではないか。昨年の28試合被本塁打13本と比べ、今季は13試合で早くも11本に及ぶ。

 目下、西と同じ3勝7敗でも内容は雲泥の差。防御率2・87の西に対し、メッセは4・69。西は打線の援護のなさに泣いているが、メッセは援護の前に自ら崩れるケースが目立つ。今季の投の最大の誤算はメッセと藤浪だろう。

 衰えの前兆は昨年9月にも見られた。突然右肩のコンディショニング不良を訴え2軍落ち。最終的には7度目の2ケタ勝利にこぎつけたが、防御率は3・63と近年では最悪だった。

 今後の復帰プランはブルペン投球→2軍戦登板の順になるが、どこまで球威を取り戻せるか。いまのところ不安材料の方がはるかに多い。(スポーツライター・西本忠成)

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