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【福島良一 メジャーの旅】暴露本で一躍“時の人”に… ジム・バウトンのスキャンダラスな生涯 (1/2ページ)

 今月10日、元大リーグ投手と言うよりベストセラー作家で、テレビ番組の司会などでも活躍した伝説の人物が亡くなった。ジム・バウトン。享年80だった。

 1962年に名門ヤンキースに入団した当初は速球投手で鳴らし、63年に21勝、64年にも18勝を挙げたが、肩を壊してからの凋落ぶりも早く、ナックルボール投手に変身。パイロッツ、アストロズと転々とし、魔球一点張りで押し通した。

 69年のパ軍時代の監督は、本人が先発を希望しても「ナックルボーラーは救援向き」と言ってリリーフで起用。こんなやり取りを繰り返し、70年に現役引退した。

 そんな彼が71年に現役生活を日記風につづった「ボール・フォア」を出版。当時タブーとされた薬物使用、飲酒や性的問題などを赤裸々に公表。コミッショナーや球団幹部らを激怒させたが、大ベストセラーとなり一躍時の人となった。

 特に話題となったのが、大リーガーには興奮剤などの薬物常用者が多くいるとの指摘。ある投手などは先発予定日になると大量の興奮剤を服用。ところが試合は雨天中止となり、その投手が事後処置に困窮したという話も出てくる。

 これに加えて、彼らは観客席の女性のスカートの中をのぞくのが好きという部分。ダッグアウトに双眼鏡が置いてあるのはサイン盗みでなく、ミニスカのパンチラが専らの目的だとか。決してマスコミが書かないことだけに衝撃的だった。

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