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【江尻良文の快説・怪説】広島・緒方監督の鉄拳制裁騒動で思い出す…あの古葉氏は“元祖・体罰監督”だった!? 身を隠して笑顔でキック (1/2ページ)

 日本野球機構(NPB)は25日、怠慢プレーの野間に激怒し、平手打ちした緒方孝市監督(50)を「厳重注意処分」にした広島球団の対応を了承。新たな制裁を科さないと明かした。

 「広島から報告を受けています。NPBとしての新たな処分はありません。あってはならないことなので繰り返さないように伝えた」(井原事務局長)

 一件落着という形だが、まさに時代の流れを感じさせられる。弱小・広島を1975年に球団創設初優勝に導いたのをはじめ、常勝赤ヘル軍団に育て上げた元監督・古葉竹識氏(83)は、見かけは紳士だが、グラウンドでは熱血漢で妥協を許さないスパルタ主義だった。元祖・体罰監督といえる。

 ベンチでの定位置は、バットケースの陰。身を隠すようにしていたが、それにはワケがあった。怠慢プレーをして戻ってきた選手を、テレビカメラに映らないように笑顔で蹴飛ばすのだ。鉄拳制裁では見え見えになってしまうが、下半身はバットケースに隠れているので、笑顔を見せながら、懲罰の蹴りを入れているのはわからない。赤ヘルナインにとっては恐怖の古葉キックだった。

 日本ハムから広島に移籍した大下剛史氏は現役引退後、コーチになってから古葉スパルタ教育の継承者になり、「12球団一の鬼軍曹」として鳴らした。赤ヘルナインだけでなく、他球団の選手にも恐れられていた伝説の鬼コーチだ。

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