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大船渡・佐々木「終わった夏」に止まらぬ苦情 まだ“フィーバー”は終わらず

 どこまでも騒がれ、物議を醸す運命にあるのか。高校野球岩手県大会決勝(25日)で登板を回避し敗れた最速163キロ右腕、大船渡・佐々木朗希投手(3年)は翌26日には終業式に出席。同校には試合当日の段階で150件、翌朝には留守番電話に53件の問い合わせがあったという。同校関係者によると「激励の言葉は100件中1件くらいでほとんどが苦情」。学校まで乗り込もうとする者もいたそうで、大船渡署に巡回を要請したという。

 ケガの可能性を排除するために準決勝との連投を避けた国保陽平監督(32)の判断をめぐっては、賛否両論。「エースが投げていれば…」と大船渡の35年ぶりの甲子園出場をみすみす逃したことを惜しむ声もなかなか消えない。

 佐々木は8月22日にプロ志望届の提出が解禁になるが、同月下旬に開幕するU-18(18歳以下)W杯(韓国)に高校日本代表として出場する可能性が高い。

 一部で「過保護」との見方もされ物議を醸した佐々木の起用法は、高校日本代表ではどうなるのか? 4月6日に奈良県内で行われたU-18日本代表候補合宿中の紅白戦で計測された高校野球史上最速163キロは再現されるのか、もしくは新記録樹立もあるのか。興味は尽きない。

 甲子園には出られなくとも、しばらく“佐々木フィーバー”は続きそう。周囲は不測の事態に備えて警戒を怠ることができない。

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