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【江尻良文の快説・怪説】広島、リーグ4連覇危機の“本当の元凶”は投手陣の救世主不在 (1/2ページ)

 リーグ4連覇危機に立たされている広島の本当の元凶は、投手陣の救世主不在だ。球団史上初のリーグ3連覇の要因は、予期せぬ投手が大活躍。四半世紀ぶり優勝の16年は野村、連覇の17年は薮田、3連覇の18年は大瀬良が救世主となったが、今季はまだ出ていない。

 MVPが16年新井、17、18年は2年連続で丸とあって、2人の抜けた穴の大きさがクローズアップされがちだが、実際は違った。投手出身の広島OBがこう指摘する。

 「昨年までの3年間、大きな期待をしていない投手がローテーションの軸になり、大活躍してくれたのが優勝に直結した。相次ぐ投手陣の救世主出現がもたらした3連覇だった。が、今年は出てこない」

 3年目の左腕床田が6勝(5敗)している。が、救世主としてローテーションの軸になるほどの大活躍までには至っていない。25年ぶりにリーグ優勝を果たした16年は、メジャーから復帰2年目の黒田が2年連続の2ケタ勝利(11勝、10勝)を挙げ、現役引退したから時の人になっているが、本当の救世主は初の2ケタ勝利の16勝を挙げ最多勝のタイトルまで獲得した野村だった。リーグ連覇の17年にも同じく薮田が初の2ケタ勝利の15勝を記録している。

 そして、リーグ3連覇の昨季、今度は大瀬良が自己最高の15勝で巨人・菅野と並び最多勝のタイトルを獲得しているのだ。まさに球団史上初のリーグ3連覇をもたらした投手陣の救世主トリオと言えるだろう。

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