記事詳細

夏の甲子園V予想! 大阪桐蔭が出ない年は神奈川・東海大相模が強い 対抗は大阪・履正社 粘り強い千葉・習志野

 第101回全国高等学校野球選手権大会(甲子園)が6日に開幕。昨夏大会で2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭のような、絶対的本命が不在といわれる今大会を抜け出すのはどこか。『永遠のPL学園』などの著書で知られるノンフィクションライターの柳川悠二氏は東海大相模(神奈川)を本命に指名した。

 大阪桐蔭が出ない年の東海大相模は強い。神奈川大会を圧倒的な強さで勝ち上がった。2年生の4番、山村崇嘉を主軸に据えた打力は圧巻。豊富な投手陣をバランス良く起用し、フレッシュな状態で甲子園に乗り込んできた。注目は昨年、中学硬式日本代表「野茂ジャパン」に選ばれた大型左腕の石田隼都投手(1年)。初戦の相手の近江(滋賀)も強力だが、ここを抜けると一気に駆け上がるのではないか。

 対抗には履正社(大阪)を推す。主戦左腕の清水大成投手(3年)に続いて、右腕の岩崎峻典投手(2年)が一本立ちした。ドラフト候補の井上広大外野手(3年)を4番に据え、3番に左の強打者・小深田大地内野手(2年)が座る打線も東海大相模に勝るとも劣らない。2人の大砲は同校OBのT-岡田外野手(31)、安田尚憲内野手(20)クラスの大器だ。

 選抜大会準優勝の習志野(千葉)の粘り強さも見逃せない。背番号「1」を背負う飯塚脩人投手(3年)はドラフト候補。千葉大会準決勝の木更津総合戦で1点ビハインドの9回2死から追いつき、延長11回に3連打でサヨナラ勝ち。選抜のサイン盗み騒動で過大な重圧を経験した選手たちのタフさを感じさせる。

 明徳義塾(高知)は馬淵史郎監督(63)の采配に注目。高知大会決勝の高知戦ではそこまで温存していた2年生左腕を先発させ、9回1失点完投。完璧に策がはまった。甲子園でも“一発狙っている”雰囲気が漂う。(ノンフィクションライター・柳川悠二氏)