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【金谷多一郎 アマチュアの?を解決】夏のラフに打ち勝つには(2) フェース面積、ヘッドスピード問題…UTが絶対に効果的な理由

 夏のラフに打ち勝つには打つ前のリアルな素振りを頼りにすることが大切ですが、加えてクラブ選択も重要なポイントになります。

 一般的に、「夏のラフに入ったらロフトの多いクラブでまずは脱出」と考える人が多いようですが、必ずしもそれが最善策とは限りません。なぜなら、フェース面積が小さい方が芝の抵抗を受けにくいということも考える必要があるからです。

 普通に考えると、打ち出し角が高いほどラフの中からボールを空中に脱出させやすいのでウェッジなどの方がよさそうですが、半面、フェース面積が大きくなる分、抵抗は大きくなってヘッドスピードが殺されるため、この二つの相反する要素の兼ね合いを見極めながらクラブ選択をしなければなりません。

 また、番手が上がるほどシャフトが長くなり、ヘッドスピードが速くなってヘッドの勢いが増すので振り抜きやすくなるということも加えて考えてみると、夏のラフではUTが威力を発揮します。

 アイアンに比べてフェース面積が小ぶりなUTはロフト以上に打ち出しが高く、シャフトもアイアンより長めなのでラフから脱出するための3つの要素を全て満たしているので、普段よりもUTを多めにした夏用セッティングがおすすめです。

 もう一つ、日本のフェアウエーは芝目が強い高麗芝が多く、特に夏場は芝目の向きによってライの条件が変わり球筋に大きく影響を及ぼします。

 特に、芝の緑色の濃淡でしま模様になっているフェアウエーは要注意。薄く見えるところは順目、濃く見えるところは逆目になっていて、逆目の場合は予想以上に芝の抵抗を受けるので気をつけましょう。

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