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【江尻良文の快説・怪説】大混パで問われる工藤監督&栗山監督の手腕 サバイバルマッチに注目 (1/2ページ)

 最下位を独走するオリックスを除く5球団に優勝の可能性があるパ・リーグ。そんな中で今季改めて真価を問われる監督が2人いる。

 1人は孫正義オーナーから「今季は2位からでなく、リーグ優勝した上で3年連続日本一を達成」という至上命令を受けているソフトバンク・工藤公康監督(56)。問われるのは“監督力”だ。

 「ソフトバンクは12球団で飛び抜けた戦力を擁する“1強”。エース千賀と、昨季日本シリーズで“甲斐キャノン”の異名を取る強肩だけでMVPを受賞した正妻・甲斐のバッテリーは共に育成出身。これだけを見ても豊富な戦力、育成力がわかるだろう。誰が監督でも勝てるよ」

 球界OBたちの大半はこう本音を漏らしている。2015年に監督就任して、いきなりリーグ優勝&日本一。16年2位、17年リーグ優勝&日本一、18年リーグ2位からクライマックスシリーズを制し、2年連続3度目の日本一。常勝は監督力でなく、巨大戦力の賜物というワケだ。

 ところが、今季は主砲・柳田が左膝裏肉離れで長期離脱したのをはじめ故障者続出。外野手がいなくなり、内野手が外野を守る前代未聞の珍事まで起こっている。こんな非常事態のシーズンだけに、ここで優勝してこそ初めて監督の手腕が評価されるというものだ。

 実際、一時期大独走の様相になった際、フロント首脳がフライング的に早々と来季続投を口にした。「当然でしょう。これだけ故障者が出ているのに首位を走っているんですから」と。

 しかし、いまや首位こそキープしているが、下位の追い上げを許し“大混パ”状態。もし2年連続V逸でもしたら、孫オーナーは怒り心頭、工藤監督の去就問題が急浮上するだろう。

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