記事詳細

【福島良一 メジャーの旅】渋野日向子の快挙で思い出す「偉大なる」日本人選手 (1/2ページ)

 女子ゴルフの渋野日向子が日本勢42年ぶり2人目のメジャー大会制覇を果たしてくれたおかげで、かつての出来事を思い出した。

 1977年夏、当時20歳の私は米国へ一人旅に出た。パンチョさんから頂いた各球団への紹介状を手に、70日間で21都市を回り、メジャー、マイナー合わせて74試合観戦。彼らの強行日程を身を持って感じようと、一日も休まず見て回った。

 その頃、現地で話題になっていたのが日本の女子プロゴルファー、樋口久子だった。6月に米国内で行われた「全米女子プロ選手権」で優勝。まだ世界に挑戦する日本人選手がいなかった時代、見事メジャー大会初制覇を成し遂げたのだ。

 そして最大の話題といえば、巨人の王貞治だった。当時、ハンク・アーロンが持つ通算755本塁打の大リーグ記録に迫り、連日テレビでも報道。最も権威ある米スポーツ専門誌の表紙を飾るほど脚光を浴びていた。

 どこへ行っても王の話題で持ち切り。日本人の私を見るなり「サダハル・オー!」と叫び、独特のフラミンゴ打法をまねる。まだ、大リーグに日本人選手がいない時代に日米共通の話題で盛り上がり、これほどうれしいことはなかった。

関連ニュース