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JOC、理事会非公開へ「本音で話し合い、表に出せないことの情報を共有」 時代逆行の指摘も

 日本オリンピック委員会(JOC)が、9月10日に開かれる次回理事会から、報道陣に非公開にすると発表した。スポーツ界で不祥事が相次ぎ、各競技団体で透明性の高い運営が求められるなか、時代に逆行するとの指摘もある。山下泰裕新会長(62)の“寝技”は理解を得られるのか。

 議事概要の公開などにより透明性の確保を図るというが、一部の理事からは「報告事項だけでも公開にした方がいいのでは」「一部を非公開という手もあるのでは」などの声も挙がったという。

 非公開化推進の背景には、6月に就任した山下新会長の思いがある。「私が参加してきた会議では一番理事の発言が少ない。本音が出せないのがJOC理事会」と話す山下氏。積極的に発言する理事はひと握りで、国や東京五輪・パラリンピック組織委員会などとオープンな場で議論しづらい面もあったという。

 「本音で話し合い、表に出せないことの情報を共有しながら、スポーツ界の発展に役割を果たす」と掲げる山下氏だが、組織の透明性がなければ改革も進みそうにない。

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