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【須藤豊のいごっそうが斬る】巨人・岡本を覚醒させたクロウ“コーチ” 日本で再びユニホーム姿が見られるのか (1/2ページ)

 「ネーネー、ネーネー、スドーサン!」

 懐かしい声が聞こえてきたと思ったら、いきなり抱きつかれた。9日の巨人-ヤクルト戦前、東京ドームで「クロウ」ことウォーレン・クロマティ氏(65)と10年ぶりに再会。私が巨人のコーチ、2軍監督時代に同じ釜の飯を食った仲だ。

 観光ビザで来日中だが、戦友だった原辰徳監督(61)の「ゲスト」として招かれ、20日の中日戦(ナゴヤドーム)から後輩たちの打撃に助言を送っている。

 この日は昨季のような打棒が発揮できずにいる4番、岡本和真内野手(23)を重点マーク。

 「打てない外国人打者と同じような問題を抱えている。スタンスが広すぎるし、左肩が開くのが早い。もっとセンター、右中間、ライトへの打球を意識した方がいい」

 「飛んできたハエをたたき落とすなら、最短距離で手を動かすだろう? バットのスイングも同じ要領だ」

 打撃ケージの中の岡本に、1球ごとに「ノーアウト、サード」などと声をかけ、実戦の状況を想定させて打たせたりもしていた。派手な身ぶり手ぶりや豪快な笑い声がクローズアップされがちだが、思った以上に踏み込んだ技術指導だ。感心しつつクロウの選手時代を思い出して、岡本に「コイツは普段はいい加減な男だけど、野球に関してはマジメだから」と耳打ちしておいた。

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