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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】横浜FC・MF中村俊輔 41歳で挑戦!「ボランチ」の奥深さ

 J2横浜FCの元日本代表MF中村俊輔(41)が「ボランチ」に挑戦しています。

 天皇杯3回戦のJ1横浜戦(14日=ニッパツ)で、中村俊輔(41)と三浦知良(52)が同時にスタメン出場。2000年の日本代表戦以来19年ぶりの共演の舞台が横浜ダービーとあって、1万2489人の大観衆が詰めかけました。まるで1993年にJリーグがスタートしたときのような熱気だったそうです。

 俊輔は「ボランチ」でフル出場。彼の場合、スプリント(時速24キロ以上を1秒以上継続すること)をフルに要求するのは酷ですし、ガツガツ削りにいくタイプでもない。ゲームメークの役割に特化したボランチということになります。

 とはいえ、味方と距離を取り、いろいろなところに顔を出す機会が増えるため、走る距離はこれまでのポジションよりはかなり増えます。

 加えてこの試合は気温約30度、湿度80%超の中で行われました。私にも経験がありますが、キツイですよ、この蒸し暑さの中でプレーするのは。

 結果的に1-2で負けてしまいましたが、俊輔は長短のパスを繰り出し、さまざまな場面で試合をコントロールしていました。一緒に先発したカズのために、いいチャンスを作ってあげたいという思いもうかがえました。本人もボランチでプレーしていて、とても楽しかったと思います。

 横浜FC・下平監督は「俊輔には途中交代のカードも用意していた」と話したそうですが、フル出場させたということは、今後チームのボランチとして大いに期待している証しですよね。

 私は若い時に攻撃的なポジションだった選手にも、ぜひボランチにチャレンジしてみてほしいと思っています。プロ、アマチュアを問わず、きっとサッカーの奥深さにハマるはずですから。(元J1横浜監督・水沼貴史)

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