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米独立リーグで画期的導入「ロボット審判」 選手は歓迎、新規則の背景にMLBの危機感 (2/2ページ)

 ■危機感

 スリリングな展開にしようと、攻撃側に有利な変更が顕著だ。捕手が投球を捕れなかったケースでは、打者に一塁への“盗塁”が認められた。さらに本塁以外のベースの1辺を長くし、塁間を縮めることで積極的な走塁も促した。

 攻守交代は2分5秒から20秒短縮。監督らが投手交代など以外でマウンドに行くことを禁じた。投手には最低3人の打者との対戦を義務付け、ワンポイントだけの救援を封じた。前半戦の平均試合時間は昨季より4分短くなったという。

 数々の大胆な新規則で、判定の正確性とエンターテインメント性の向上、さらに試合時間短縮を追求する。背景には観客動員が減少傾向のMLBの危機感もうかがえる。

 MLBは2021年シーズンまでALと手を組む。実験した結果をどう検証し、どこまでを大リーグで採用するのか。ビデオ判定や申告敬遠などで日本球界はメジャーの後を追ってきただけに、行方が注目される。

 ■アトランティック・リーグ 1998年にリーグ戦を開始。現在は米東部とテキサス州に本拠地を置く8球団が加盟する。大リーグ経験者が多く在籍し、マイナーの2A~3Aのレベルとされる。日本選手では仁志敏久(元巨人など)、渡辺俊介(元ロッテ)らがプレーした。

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