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【福島良一 メジャーの旅】映画「フィールド・オブ・ドリームス」の舞台で公式戦開催の“意義” (1/2ページ)

 日本でも大ヒットした米野球映画「フィールド・オブ・ドリームス」(1989年)。米中西部アイオワ州に広がるトウモロコシ畑が舞台だが、何とその場所で、来年8月に大リーグの公式戦が行われることが発表された。

 映画はW・P・キンセラの小説「シューレス・ジョー」が原作。広大なトウモロコシ畑で俳優ケビン・コスナー演じる主人公の農夫レイが「それを作れば、彼はやって来る」という“天の声”を聞く。そこから心地よい物語は始まる。

 野球好きのレイは収穫前の畑を潰して野球場を作る。すると、最初に姿を現したのはホワイトソックスのシューレス・ジョー・ジャクソンだった。1919年のワールドシリーズで八百長事件を起こし、球界から永久追放された伝説のスターだ。

 当時の古いユニホームをはじめ、昔のグラブやバットにも目を奪われる。ニューヨークのブルックリンにあった古い球場や「野球百科事典」に1試合だけ出場が記録されているムーンライト・グラハムなど、懐かしい場面も盛りだくさん。

 さらに天国から往年の名選手たちが続々とよみがえる、文字通りの「夢の球宴」だ。やがて、マイナーリーグに在籍したことがある亡き父とも再会する。あの天の声による“彼”とは父のことだったことがわかり、親子のキャッチボールで野球賛歌は終わる。

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