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大谷、再評価される「打撃技術」と「スピード」

 エンゼルスの大谷翔平(25)は20日(日本時間21日)、アーリントンでのレンジャーズとのダブルヘッダー第2試合に「3番・指名打者」で出場。第1試合は出場機会がなかったが、チームは5-1で勝った。

 19日(同20日)の同カードで4打数2安打、1打点とし、打率を・302として約1カ月ぶりに3割に乗せた大谷。規定打席に達していないため、タイトル争いには加われないが、・302はメジャー全体の17位に相当。ア・リーグだけならアストロズのグリエル(・306)に次ぐ8位だ。

 19日現在、メジャー全体で3割を超える打者は19人。近年のフライボール革命で、本塁打と三振が増えている。その中で、大谷はパワーだけでなく、内角をえぐる球を流し打つなど、高打率を維持する技術も発揮している。

 さらに驚かされるのが、足の速さだ。

 19日の2回の第2打席では左中間へ当たりで三塁を陥れた。本塁から三塁までわずか11・09秒。盗塁も昨季を上回る11個を記録した。

 米野球データサイト「ベースボール・レファランス」は大谷のWAR(代替選手と比較した勝利貢献度)をこれまでの1・8から一気に2・4に引き上げた。

 チームのポストシーズン進出は消えたものの、大谷の打者としての記録には興味が集まる。ただ、19日まで355打席の大谷が、あと1カ月で規定打席(502)に到達できるかは微妙。

 来季以降、二刀流を復活させると、さらに打席数は減るものとみられるだけに、打者に専念した今季の打撃成績は大谷のメジャー生活では大事な記録になるだろう。