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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】J1神戸・酒井高徳 守備の極意は「状況判断」と「対人プレー」

 Jリーグでたくさんの話題を振りまいている神戸が、また実にいい補強をしました。

 元日本代表DF酒井高徳(28)です。DFならどのポジションもできるユーティリティープレーヤー。イニエスタ(35)を筆頭に豪華な補強が際立つチームは、酒井が加入したことでとても安定するようになりました。

 守備の極意は2つ。(1)試合の状況判断(2)対人プレーです。攻撃陣と違って、DF陣は後ろからピッチ全体を見渡せますよね。当然、味方に対する「声」による指示も極めて大切になってきます。

 だからDFには声が大きい選手が多いのかって? いやいや日本代表のFWを長年引っ張ってきたゴンちゃんこと中山雅史(51)=J3沼津=の声はすさまじく通りがいいですよ(笑)

 それはともかく、酒井は左も、右も、サイドバックもこなす器用な選手で、起用する側からいえば実にありがたい選手といえます。

 いろいろと紆余曲折がありましたが、神戸はこれは上昇していく機運がありますね。サッカーはもちろん点を取って勝つことが一番ですが、勝利を積み重ねていくには、DFの守備力とのバランスが重要ですから。

 それに、酒井の場合は欧州サッカーの修羅場をくぐってきた経験があります。いいDFというのは、ここぞの場面で経験にモノをいわせるものなのです。(元J1横浜監督・水沼貴史)