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【西本忠成 トラとら虎】頼れる福留、衰える鳥谷 ベテラン2人の来季はどうなる

 阪神の福留孝介外野手(42)と鳥谷敬内野手(38)のシーズン後の進退は、対照的なものになりそうだ。両ベテランは今季に選手生命をかけて臨んだが、福留はクリーンアップの一角を務め、鳥谷は代打要員に甘んじている。

 球団関係者は「要は来季も戦力として必要かどうかが去就の決め手。はっきりいって福留は必要で鳥谷は不要ってこと。情けないことに高山、中谷、陽川らが福留を超えられないから首脳陣も頼りにするしかない」と分析する。

 福留は疲労蓄積を避けるため、休養日を要する難点はあるものの、勝負強い打撃は捨てがたく、球団幹部の間では来季から打撃コーチ兼任の構想も持ち上がっている。

 一方、鳥谷は急激な衰えを隠せない。今季、古巣の遊撃に戻り最後の勝負をかけたが、序盤戦で結果を残せずスタメン落ち。木浪や北條にリードされ、活躍の場を代打に転じたが、目立った働きはしていない。

 今年が推定年俸4億円での5年契約の最終年。鳥谷は以前から「要らないといわれれば辞めるしかないのがこの世界」と話しており、周囲の空気を察知して既に引退の意思を固めたともささやかれている。ザル内野返上に向け、即守備コーチ就任も取り沙汰され、オフの動向が注目される。(スポーツライター・西本忠成)

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