記事詳細

男子60キロ級・永山竜樹“残り2秒の逆転劇” 穴井隆将氏が解説「武道館は違う」 世界柔道 (1/2ページ)

 東京五輪の前哨戦でもある「世界柔道選手権」(東京・日本武道館)は大会初日の25日、男子60キロ級で永山竜樹(23)=了徳寺大職=が、大会3連覇を目指した高藤直寿(26)=パーク24=を3位決定戦で破り2年連続の銅メダルを獲得した。残り2秒の逆転劇を、フジテレビ系の中継でも解説を務める2010年大会男子100キロ級金メダリスト、天理大柔道部監督の穴井隆将氏(35)が解き明かす。

 ■武道館は違う

 ラスト2秒の逆転劇でした。これは柔道でもなかなか見られるものではありません。50回に1回、下手したら100回に1回ぐらいでしょうか。

 残り26秒に、浮落(うきおとし)で技ありを奪ったのは高藤君。

 そして残り2秒、今度は永山君の捨て身の隅返し(すみがえし)が決まり技ありの判定。高藤君はせめてゴールデンスコア(延長)に持ち込もうと、手をついて必死に逃れようとしましたが、永山君はそのまま縦四方固めに持ち込み、合わせ技の1本勝ちをもぎ取ったのでした。

 試合自体は高藤君が押していて、永山君は隅返しを「ダメ元」と打ち明けましたが、それが往々にしてハマることがあるのも柔道です。永山君の勝利に対する執念が上回ったということだと思います。