記事詳細

【神谷光男 スポーツ随想】夏の甲子園、そんなに危険か… 野球だけやり玉に? サッカーは7日間で6試合の現実も (1/2ページ)

 履正社の優勝で夏の甲子園大会が終わった。猛暑の下でプレーした球児たちにも、正味14日間で総入場者84万1000人という観客にも、熱中症で亡くなったり重症になった人がいなかったことは何よりだった。

 決勝(22日)の朝、テレビのワイドショーに、2010年センバツの1回戦で21世紀枠の相手に敗れた際「末代までの恥」発言で有名になった開星高(島根)の元監督、野々村直通氏(67)が登場。ハナから「甲子園=猛暑、危険」という発想で手ぐすねを引くコメンテーター陣に対し、堂々と持論を展開した。

 「鍛えていたら死にはしない。昔と違い給水や日程を考えているし、何もかもエアコンや空調の効いた所でやる競技にしてはだめだ。限界かどうか判断するために指導者がいる」

 口から先に生まれたようなコメンテーターに比べ言葉足らずではあったが、現場をよく知るだけに説得力はあった。

 高校野球は突っ込みどころが多く、実際に甲子園で観戦したことがないようなコメンテーターたちも自分の中で作りあげたイメージだけで反論している感じがした。「甲子園のドーム化」「秋開催」などという現実離れした意見は聞き飽きた。

関連ニュース