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【松本秀夫 プロ野球実況中継】セ・リーグはクローザー受難のシーズンだが…唯一光るDeNA・山崎の活躍

 27日の横浜スタジアムでDeNAの山崎康晃投手が9回、ヤクルト打線を3人でピシャリと抑え27セーブ目をマークしました。

 セ・リーグのセーブランキング(27日現在)を見ていて面白いことに気がつきました。

 トップの山崎以外、2位のドリス(阪神)以下、中川(巨人)、鈴木(中日)、石山(ヤクルト)はいずれも現在、クローザーを外れているのです。

 つまり今年はDeNAを除くいずれの球団も、クローザーを固定できていない。首位の巨人でさえ、現在こそデラロサで落ち着きつつありますが、ここまで中川、デラロサ、沢村、野上、マシソン、クックと実に6人ものピッチャーがセーブをあげているのです。

 なぜクローザーを固定できないのか? 自身も抑えをやっていたヤクルトの石井弘寿投手コーチに伺いました。

 「野球がどんどん変わってきていますからね。バッティングそのものはもちろん、データや動画の分析も非常に精密になって、投球傾向やいろいろなものがはっきり出てしまう。こういう時代のストッパーは、ひとりの投手で1シーズンずっと抑えきるって大変だと思いますよ」

 打者優位を顕著に表しているひとつの記録がホームランの数。12球団の総数は2016年の1341本から1500本、1681本と毎年増え続け、今年は1700本を大きく上回るペースです。

 またぞろボールが飛ぶようになっている…? なんてことはまさかないとは思いますが、1点差の1回を守るのがしんどい時代、失敗もあるとはいえ、入団以来5年間クローザーの座を守り続けている山崎はやっぱりすごいなと思うのです。(フリーアナウンサー・松本秀夫)

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