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全米OP3回戦敗退…錦織破った“次世代超新星”アレックス・デミノー コートカバーは世界一ジョコに匹敵

 テニスの全米オープン第5日は30日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス3回戦で第7シードの錦織圭(29)=日清食品=は世界ランキング38位のアレックス・デミノー(20)=オーストラリア=に2-6、4-6、6-2、3-6で敗れ、ベスト16進出を逃した。

 「相手は抜群の守備力を誇る。長いラリーになるだろう」と試合前、錦織が警戒した通り、序盤から苦戦を強いられた。

 第1セット、ファーストサーブが決まらず、いきなり第1ゲームでブレークされ、第2セットも同じ流れ。

 ようやく第3セットを取り返して錦織の流れかと思わせたが、第4セットでもデミノーの驚異の粘りが錦織を上回った。

 錦織は、「アンフォーストエラー(凡ミス)が多く攻め切れない時が多かった」と悔やんだ。

 大金星のデミノーは、ギリシャのステファノス・チチパス(21)らとともに次世代を担う新星の1人。183センチ、69キロとテニス選手としてはきゃしゃな体だが、その分、どんな球にも追いつき、逆襲する力を秘めている。

 昨年の全米オープン3回戦で2104年全米オープン優勝のマリン・チリッチ(クロアチア)と死闘を演じて一躍人気者となり、今年1月にシドニーでツアー初優勝。7月のアトランタでは初戦から1度もブレークポイントを握られることなく優勝するという史上3人目の快挙を成し遂げた。

 コートカバー力は世界ナンバーワンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に匹敵。この日も錦織の再三のドロップショットに難なく追いつきパスを決めて観衆を驚かせた。

 デミノーは「(錦織は)僕が成長するためにプレーを見てきた選手。初めてトップ10に勝ててうれしい」と笑顔だった。