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【神谷光男 スポーツ随想】貴景勝「10勝して大関復帰」あるかも 序盤3日間でスタートダッシュできるか (1/2ページ)

 大相撲秋場所の初日まで1週間を切ったが、前景気はイマイチ。前売りはすべて完売で、始まれば連日満員御礼は間違いないが、場所前のスポーツ紙などの稽古報道は目立たない。

 ようやく8月31日の横綱審議委員会の稽古総見が詳しく報じられ、今場所大関から陥落した関脇貴景勝が、御嶽海や碧山らを相手に5番取って3勝2敗と再起をアピールしたとか。しかし「所詮は稽古。けがあがりの貴景勝に相手が全力を出すのか」との声も…。

 貴景勝は今年春場所で昇進を決め若くてイキのいい大関誕生に相撲界は沸いたが、夏場所は2勝1敗で迎えた4日目の御嶽海戦で右膝じん帯を痛め休場。中日に途中出場したが、1日で再休場して物議を醸し、次の名古屋場所は全休。たった2場所で大関を明け渡してしまった。

 2場所で実際に取ったのは5番だけ。このままでは史上ワーストの短命大関になってしまう。陥落直後の場所で10勝以上で復帰できる特例にすべてをかけたいところだ。とはいえ、昭和44年名古屋場所から導入された特例で返り咲いたのは、チャレンジした20人中、三重ノ海、貴ノ浪、武双山、栃東(2回)、栃ノ心の5人だけだ。

 「そりゃそうだ。全盛期なら10勝以上して当たり前だったかもしれないが、大関として衰えたり、けがを抱えていたからこそ陥落した。10勝は厳しいノルマだ」と、ある親方。

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