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【今からでも間に合う!ラグビーW杯の基礎知識】トライした選手だけがヒーローではない… “ラグビー精神”体現する森新会長「自己犠牲で仲間を助け合う」 (1/2ページ)

 ラグビーという競技そのものの“基礎”にも触れておきたい。

 1チーム15人、両チーム併せて30人が一つグラウンドで戦う最も人数の多い競技だ。その15人が功名に走って自分勝手なプレーをしたら、収拾がつかなくなるだろう。

 それぞれのポジションの選手が自分の役割、責任を果たすことで、組織、すなわちチームが成り立つ。だからトライした選手だけがヒーローではない。トライに至る前には、必死に押してボールを確保してくれたFWの働きなど皆の力があり、それによってたまたまトライできたにすぎない。そうした考え方から、サッカーでゴールした選手のようにダンスしたり、ジャージーを脱いで大騒ぎして喜ぶようなことはしない。仲間と抱き合い淡々と次のプレーに向かうのが普通だ。

 2015年W杯で日本が南アフリカを破った歴史的な勝利は、ロスタイムのカーン・ヘスケスの逆転トライによって生まれた。他の競技なら、ヘスケスが大ヒーローとして扱われるところだが、日本をはじめ各国マスコミは、同点PGを狙わず、あえて攻めを選択したリーチ・マイケル主将の果敢な決断、ミスせずつなぎまくった攻撃を称賛した。

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