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【艇王・植木通彦 不死鳥伝説】理事就任と養成所所長時代(2) 柳川名物の川下りを企画し訓練生と体験 名物のウナギせいろ蒸しを食べ思い出作り (1/2ページ)

 養成所所長時代の話を続ける。

 ボートレーサー養成所が福岡県柳川市にあることから、養成員(訓練生)たちに柳川名物の川下りを体験させようと企画しました。教官、養成員みんな参加し、川下りを終えると、名物のウナギのせいろ蒸しを全員でいただきました。良い思い出になっているのではないでしょうか。

 養成所は柳川市のいろいろなスポーツイベントなどに、場所提供も行っていました。小学生を対象としたゴムボート大会や駅伝大会などです。この駅伝大会には、養成員もボートレーサー養成所代表として参加します。結果は見事優勝です。

 実は現在のボートレーサーの応募にはスポーツ推薦枠があります。そこで陸上競技や大学駅伝を経験している若者がボートレーサーを目指し、養成所で訓練を受けています。当然駅伝メンバーも強力となります。

 このようなイベントの実施により、養成員にはコミュニケーション能力の向上や1年間でプロになるという厳しいカリキュラムを乗り越える精神力や体力向上に少しでも生かしてもらえたらと考えたものです。

 本来の養成訓練のお話もしたいと思います。私が養成訓練を受けていた頃は、山梨県にある本栖研修所でしたが、乗艇訓練にはボートやモーター格納場所から水面まで距離があり、その間を同期仲間で運搬する作業から乗艇訓練の1日が始まります。朝食を7時から15分で済ませ、急いで着替えて同期全員分のボートモーターを湖面に着水し、7時55分には準備体操を済ませ整列して教官を待つということを毎日行っていました。これが訓練で身についた「5分前行動」です。

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