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奥川18Kに世界が驚愕「滑るようなブレーキングボールで驚くような数の奪三振」 佐々木とのドラフト1位指名争いも一歩リードか U18W杯 (1/3ページ)

 要するに、どっちがすごいのか!? 野球のU18W杯(韓国・機張)の2次リーグは5日、日本(1次リーグB組1位)がカナダ(同A組2位)に5-1で勝利。今秋ドラフト1位候補の奥川恭伸投手(星稜3年)が今大会初登板し、最速152キロの直球にキレ味鋭いスライダーで7回2安打1失点。21アウトのうち18を三振で奪い、スカウト陣の度肝を抜いた。同じくここまで登板のない最速163キロ右腕、佐々木朗希投手(大船渡3年)の初登板は6日の韓国戦となる見込み。日本の初優勝と、10月17日のドラフト会議で何球団の1位指名を集めるかまで左右しそうだ。

 「しばらく実戦間隔があいていたので不安な所はたくさんあったが、何とか勝つことができてよかった。甲子園とはまた違った緊張があった。日の丸の重みを感じました」

 奥川ははにかみながら語った。8月23日の甲子園決勝から13日。疲労回復を優先しここまで登板を見送ってきたが、北陸の剛腕にはブランクも、国際大会特有の緊張感も関係なかった。

 立ち上がりこそ直球、変化球ともに浮く場面がみられたが、回を追うごとに低めに制球。面白いようにストライクを重ね、カナダ打線のバットに空を切らせた。

 4回2死から相手の4番に高めの146キロを右翼席に運ばれて1点を失い「選ぶボールも間違えたし、コースも中途半端。先制されてしまったことで痛い1点だった」と猛省したが、失投らしい失投はこの1球くらいだった。

 大会規定では、投球数が1試合の上限である105球(対戦中の打者が打席を完了するまでは投球可能)に達すると、中4日の登板間隔が義務付けられる。仮に奥川の投球数が105以上になれば、8日閉幕の今大会には2度と登板できないことになる。50球から104球なら中1日で登板できる。

 5回終了時にはブルペンで佐々木に「あと2回行くから!」と宣言。6回終了時で90球だった球数を踏まえ、7回のマウンドに上がる際には「14球で終わらせる」と言い切った。猶予が4球しかなかった最後の1人は、3球三振に仕留めて有言実行。

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