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【江尻良文の快説・怪説】NPBが公益法人日本プロスポーツ協会から脱退したワケ

 一般社団法人日本野球機構(NPB)は9日、2日の理事会で公益財団法人日本プロスポーツ協会からの脱退を決議し、3日に通知したことを明らかにした。その理由として4つあげている。

 (1)日本プロスポーツ協会は2018年11月以降、評議会が一度も開催されず、公益財団法人としての組織運営(ガバナンス)に改善すべき点がある。

 (2)評議会が開催されていないことから、2017、2018年の事業報告書、決算報告書について評議会の承認が得られていない。

 (3)その結果、適法に承認を受けた両年度の事業報告書、決算書を所管官庁の内閣府に未提出。公益認定等の取り消し事由に該当する。

 (4)同協会は2017年12月に実施された公益認定等委員会による立ち入り検査でコンプライアンス上の問題を指摘されたが、それ以降も改善された状況にない。プロ野球事業推進のためコンプライアンスの徹底を重視する日本野球機構としては、加盟を続けることは適切ではない。

 要は、問題を抱えている日本プロスポーツ協会に“悪用”されないための転ばぬ先のつえ、縁切り状といえる。国民的なスポーツと認知されているプロ野球界とすれば、適切な対応だろう。(江尻良文)

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