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【神谷光男 スポーツ随想】誰にも相手にされない? アノ山根明前会長が新団体「WYBC」設立も… (1/2ページ)

 さすがに「歴史に生まれ、歴史に生きた男」。そう簡単には引きさがらない。助成金の不正流用や、審判の不正問題などでアマチュアボクシング界を揺るがした山根明前日本ボクシング連盟会長。昨年8月に会長辞任に追い込まれ、今年2月に同連盟から事実上の永久追放となる除名処分を受けたが、どっこい生きていた。

 3日、大阪市内で記者会見しプロの新団体「ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオン(WYBC)」の設立を発表した。団体名に自分の名前を入れたところは、さすが自己顕示欲の塊のような山根氏らしい。日本ボクシングコミッショナー(JBC)や、日本ボクシング協会には属さない完全独立団体とか。

 会長辞任に際し「悪いことは何一つしてない。私に対する逆恨みで、得体の知れない不満分子の集まりだ」と必死に抵抗した。ちょうど1年たったいまでも恨み骨髄らしく、会見の冒頭で「いろんなシナリオで山根明を潰しにかかってきた」と、古巣のアマボクシング界にジャブをかます。

 「令和とともにWYBC時代の幕が開いた。フリーランスで戦っている日本のボクサーのために立ち上げた」と、10月で80歳になる山根氏は意気盛んだ。

 29日、京都KBSホールで行われる旗揚げ興行ではマイナー団体ワールド・ストリート・チャンピオンシップの世界ヘビー級王者、高橋知哉が登場する。ブラジル選手と対戦するという。

 既存のボクシングにはない迫力を出すために、リングの大きさを変えるのが新団体の売り。ロープの内側は一辺が18-24フィート(5・47-7・31メートル)とルールで定められているが、これを一辺5メートルほどに狭める。

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