記事詳細

巨人・丸、ファンの度肝を抜いた“変態打法”は期間限定? (1/2ページ)

 スイング途中で腰の回転を止める「ツイスト打法」に挑戦中の巨人・丸佳浩外野手(30)。12日のDeNA戦(横浜)では、三塁方向に顔を向けながら、打球は右越えという変態的な本塁打を放った。新境地の開拓かと思いきや、本人が困った顔で「期間限定」を強調するワケとは-。

 誰もが目を疑った。本人を含めて、だ。4回1死一塁。高め142キロ直球にスイングをかけた丸の腕だけが外側に回り、胴体は鋭く内側へ逆回転したため、顔はあべこべに三塁側を向いていた。

 そして本人でさえ「打球がどこに行ったか分からなかった。(相手)野手の動きを見て分かった」。その着弾点は右翼席だった。

 ただでさえタイミングを取るのが難しいとされる、グリップを一度下げてから再び上げてスイングに入るヒッチ打法の使い手。さらに高難度のツイスト打法まで取り入れた、複雑怪奇な25号アーチの真相を突き止めようと、試合後は丸の周りに報道陣の輪ができた。

 だが本人は「あくまで苦肉の策なので…。見てくれのいい打ち方じゃない」と困った顔で照れ笑い。このところ体の開きが早くてバットがうまく出てこない症状に悩まされており、先週末のヤクルト3連戦(神宮)中に同僚の阿部に助言を求めたところ、十八番のツイスト打法を勧められた。

 「わらにもすがる思いで練習から試したが、ここまで試合で結果が出るとは思わなかった」。この日は先制適時打と2本塁打で5打点の大暴れ。ただ、効果てきめんな劇薬には副作用がつきものだ。「新しく見えてくるものもあるが、新しく気をつけないといけないこともある。頭の中を整理しないと」。これまで追究してきた理想の打ち方とはベクトルが異なるため、立ち返る基盤を見失う危険をはらんでいる。

関連ニュース