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【今からでも間に合う!ラグビーW杯の基礎知識】SHは他の14人を動かす“運転手” 身長166センチ、田中史朗「チビでも向いたポジションがある」 (1/2ページ)

 今月6日、日本と対戦した南アフリカの先発メンバーは、身長2メートルを超す選手が2人いたほか、180センチ、190センチ台がほとんどの大男ぞろい。その中に金髪をなびかせ、ひときわ小さな少年のような選手がいた。

 172センチのSH(スクラムハーフ)ファフ・デクラーク。パス、キックでチームを引っ張る27歳のスター選手だ。

 日本戦ではFWから出たボールを取ると、すぐ日本の背後にハイパント(高いキック)を上げ、日本を再三ピンチに陥れた。キックしないときは素早いパス、あるいはロングパスを送り、大男軍団の中で小さなSHの機敏な動きはひと際目立った。

 SHはFWとバックスの中間、というより常にゲームの中心にいて、最もボールに触れる機会の多いポジションだ。FWから出たボールを右に回すか、左へ回すか、あるいはキックで進むか、一瞬で判断しゲームを組み立てる。

 チームをどの方向に持っていくかを決めるドライバーのようなものだ。バックスに速くて正確なパスを送るのが第一の任務だが、FWが足でかき出し(手で出すのは反則)地面を転がるボール、あるいは密集の中にあるボールを素早く取ってパスするには、長身の選手より重心の低い小柄な選手のほうが適している。

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