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【江尻良文の快説・怪説】お粗末だったオーナー会議 出席率は「パ低セ高」、内容乏しく存在価値すら希薄に

 18日に都内のホテルでプロ野球オーナー会議(三木谷浩史議長=楽天オーナー)が開かれたが、1時間少々の短さだけが取り柄。中身は全くなしのお粗末きわまりないものだった。せっかくオーナー達が集まるのだから、ファンへのアピール度が必要だろう。

 オーナー自身が出席したのは7人。議長の楽天・三木谷オーナーは当然だが、毎度出席率の悪いパ・リーグは他に2人だけ。日本ハム・畑佳秀とオリックス・宮内義彦オーナーだ。

 毎回出席率の高いセ・リーグの方は、広島・松田元オーナーが珍しく欠席し松田一宏オーナー代行。毎度欠席のヤクルト・根岸考成オーナーに代わる衣笠剛オーナー代行。後は中日・白井文吾、DeNA・南場智子、阪神・藤原崇起、巨人・山口寿一の4オーナーが出席。

 交流戦の「パ高セ低」と正反対で「パ低セ高」の出席率のオーナー会議は相変わらずだが、大問題なのはアピール度のなさで、その存在価値は年々希薄になっている。球団代表クラスが出席する日本野球機構(NPB)理事会、実行委員会の報告事項を聞くのがメーンでは当然だ。

 「日本プロフェッショナル野球協約」には「オーナー会議は、この組織の最高の合議・議決機関である」と明記されているのに、現実は伴っていない。会議時間も1時間半から2時間くらい。

 この日のオーナー会議は1時間少々で終了した速さだけで、ファンが関心を持つような中身はなし。「下手な考え休むに似たり」という諺があるし、「真剣な会議は1時間が限界」との説もある。それにしても、年に3回程度のオーナー会議なのだから存在価値をアピール、ファンが関心を持つ新たなアイデアなどを披露する必要があるだろう。セ、パ共に年々入場者数が増えているのにあぐらをかいていたら、とんでもないことになるだろう。(江尻良文)

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