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阪神・メッセンジャー“号泣”引退会見の舞台裏 若虎を育てた“ボヤキ節” 藤浪に送った最後のメッセージは… (1/2ページ)

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(38)が18日に兵庫県西宮市内のホテルで引退会見を開き、「体が悲鳴をあげており、限界かなと思っている」と涙ながらに語った。阪神在籍10年間で積み上げた7度の2ケタ勝利&1474奪三振の輝かしい成績は立派の一言。投手陣の大黒柱としてチームを支え、若虎にもアドバイスを送って育ててきた。その的確な「ボヤキ節」が聞けなくなることを惜しむチーム関係者は多い。(山戸英州)

 「オツカレ!!」

 会見開始予定の正午より少し早く壇上に姿を見せたメッセは、努めて明るく振る舞った。

 「本当はまだやりたい気持ちもあるが、腕が“潮時だ”と言っている。想像していた以上に辛いというか、寂しいというか、まあ、いろんな思いがあるよ」

 甲子園のマウンドの感想を聞かれると、しばし黙り込んだ。スーッと流れる涙をおしぼりで拭き、「フーッ!!」と雄たけびを上げると、感慨深げな表情で「本当に意味を持った場所かなと思います」。日本球界の聖地で躍動できたことに感謝し、チームとファンに最敬礼した。ここまで号泣する外国人選手は多くない。

 気性が激しく、不調の際には荒々しい態度を見せることもあった。今季は2軍生活が続き、今月12日の練習試合でも炎上。報道陣らにイライラをぶつけ、その2日後に引退を発表した。

 古株のチーム関係者は「10年間、いいとき、悪いときが両極端だった。でも、今日の様子を見て、根はいいやつなんだなと思った。いろいろ思い出して、もらい泣きしそうだったよ」とうなずいた。

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