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“注目”奪い合いを避けた!? 巨人、ラグビーにらんで“絶妙足踏み”

 巨人が20日、2位DeNA戦(横浜)に快勝。マジックを「2」とし、優勝に王手をかけた。

 原辰徳監督(61)は大事な一戦を振り返った後、「ラグビーはどうなったの?」と報道陣に逆質問。ラグビーW杯日本代表の吉報に接し、「2番目にいいことだね」と相好を崩した。

 「胸と胸をつきあわせた勝負」を志向する指揮官は、数あるスポーツの中でもラグビーに特に造詣が深く、4年前の前回イングランド大会では決勝を生観戦。ラグビーの聖地で試合後、両国の選手だけでなく応援団も互いの健闘をたたえ合う“ノーサイド精神”に強い感銘を受けたという。

 そこまで愛するラグビーだからこそ、自国開催の開幕戦に臨む日本代表と、スポットライトを奪い合わずに済んだのは幸いだった。この日にリーグ優勝が決まったとしても、スポーツメディアの大半は初白星を挙げたラグビーを優先。巨人は不当なほど寂しい扱いを受けていたはずだ。

 しかも諸事情により、東京ドームに移動してのビールかけも「20日だけはNG。後日に延期するしかなかった」と球団関係者は胸をなで下ろす。

 こうなると優勝目前での足踏みも、5年ぶりの優勝を存分に喜ぶための伏線だったように思えてくる。G党にとってもラグビー好きにとっても20日は文字通り、WIN-WINの展開となった。(笹森倫)

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