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【勝者のワザ】渋野日向子の強さの秘密、誰も真似できない?魅惑のハンドダウン デサントレディース東海クラシック優勝 (1/2ページ)

 デサントレディース東海クラシック(最終日22日、愛知・新南愛知CC美浜C)で奇跡の8打差を逆転して優勝した渋野日向子(20)。渋野のスイングで特徴的なのがハンドダウンのアドレスだ。強さの秘密でもあるが、体力的な負担もある。

 ハンドダウンとは、アドレスした際にグリップの位置が普通よりも低いことをいう。

 通常の選手のアドレスだとグリップの位置は脚の付け根ぐらいの高さ。しかし、渋野はそれよりもグリップ1~2個分ぐらい低い。ドライバーよりもシャフトの短いアイアンだと膝の高さに近いところに構えている。

 2年前から青木翔コーチの指導を受けるようになり改良したポイントだ。本人は「ハンドダウンに構えている意識はない。人より手が長いだけ」と話している。これが本人にとっては一番しっくりくるかたちなのだろう。

 ハンドダウンのメリットはいくつかある。

 体勢を低く構えることができるので、低く長いインパクトゾーンをつくりやすいのが最大の利点だ。

 低くクラブヘッドが入ってくると、水平に近い角度でクラブヘッドがボールに当たるので、エネルギー効率が高く、飛距離を出す意味では非常に都合がいい。無駄なバックスピンも避けることができるので、アイアンも飛距離のばらつきが出づらく、最近のトッププロが目標にしている技術といえる。

 さらにインパクト前後のクラブヘッドの動きが直線的なので、方向性もいい。渋野はクラブフェースを手先で操作して方向性を出すような動きをすることは少なく、ほとんどフルスイングでこなしている。距離と方向性が安定しているからで、シンプルなプレーをしているといえる。

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