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【佐藤剛平 基本は忘れろ!!】久々にゴルフしたらまったく当たらない… トップで左肩をしっかりねじ上げる意識を

 【今週の質問】しばらくゴルフをやっていなかったのですが、久しぶりにやったら、案の定、まったく当たらなくなっていました。スコアは100を切るくらいのレべルです。練習場で1時間ぐらい打っても、1発もいい当たりが出ませんでした。ダフったりトップしたりというわけではないのですが…。距離もまったくでません。こういうときはどうしたらいいでしょうか。

 しばらくクラブを握らないでいると、ボールに当てることに精いっぱいになってしまうものだ。

 本来は自分のスイングがあって、その軌道上にボールを置く、というのがゴルフのショット。ところが、久しぶりだったり、調子が悪くて悩んでいたりすると、ボールのある位置にクラブヘッドをいかに合わせるかということが大事になってしまうものだ。

 するとボールをよく見ようという気持ちが強くなる。顔がボールに近づいていくので、クラブヘッドが遅れてくることになる。結果的に、こすったような当たりになる。

 また、正確に当てようとしたり、飛ばそうとしたりする意識が強すぎると、グリップを強く握りすぎて腕が硬くなる。腕が振れないので、イメージ通りの当たりにならない。調子が悪い、と自分で感じるとさらにその傾向は強くなる。

 この悪循環を抜け出すためには、しっかり腕を振ることができる態勢をつくればいい。

 そのためには、単純だが、トップで左肩をしっかりねじり上げることを意識するのがいい。背中が目標に向くぐらいにしっかりひねるようにするのだ(写真〔1〕)。

 胸は完全に右を向いてしまうぐらいに思い切り向きを変える。窮屈で顔はボールを見ていられないので、一緒に右を向くことになるが、それぐらいでちょうどいい。顔がボールから離れるからだ。

 この状態から頭を目標方向に動かさずに振っていけば、体が後ろにあるので、クラブヘッドをしっかり振り出していくことができる(〔2〕)。腕も自然にフォローに向けて伸びていくため、フィニッシュも取れるようになる。

 クラブヘッドの重みを感じ、フォローでは体と引っ張り合う感じになり、それほど強振しなくても、いい当たりをする感じになってくればいい。クラブヘッドを生かして振っていくことができれば、調子は戻ってくる。

 ■佐藤剛平(さとう・ごうへい) 栃木県芳賀CC所属。レギュラーツアーで活躍後、2012年シニア「ISPSシニアマスターズ」優勝。19年グランドシニア「ゴルフパートナー・ヴィクトリアカップ」優勝。1955年10月25日生まれ。熊本県出身。関西学院大法学部卒。

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