記事詳細

あと300日…東京五輪ぶっつけ本番! 猛暑、渋滞に“無策”露呈 (1/2ページ)

 東京五輪開幕まで28日で、あと300日。急ピッチで準備が進められているが、開幕が迫れば迫るほど準備不足を懸念する声も強まっている。

 ▼傷だらけの新国立

 総工費1500億円をかけた新国立競技場は予定通り11月30日に完成するが、当初整備予定だった空調はなし。こけら落としとなるサッカー天皇杯決勝(20年元日)が、観客の入場やセキュリティー面の運用において「東京五輪本大会のテストマッチになる」(大会関係者)。真冬に真夏のシミュレーションをすることになるわけだ。

 祭りのあとも大変。毎年かかる数十億の固定資産税と年間24億円の維持費が重くのしかかる。当初は五輪後、球技専用競技場に生まれかわるはずだったが、多額の改修費がネックになり陸上トラックを残す案も浮上。まだ何も決まっていない。負の遺産になることを危惧する声は強い。

 ▼真夏の海の森に雪!?

 カヌー・ボート会場「海の森水上競技場」(江東区)は総額約300億円で6月に竣工。こちらも暑さ対策と経費削減に苦戦している。暑さをしのぐ屋根が、約2000席ある観客席の半分しかカバーできない。大会組織委員会は今月13日に氷300キロを使用した人工降雪機を試験的に導入。わずか5分間、雪を降らせてはみたものの、気温は25度で降雪前と全く変わらなかった。

 欧米では「東京五輪ではファンタジーを味わえそう」と夏の人工雪を皮肉っている。

関連ニュース