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星稜・奥川は「3球団+1」の争奪戦か 秋波を送り続ける巨人

 今夏甲子園で準優勝を果たした星稜高でエースのドラフト1位候補右腕、奥川恭伸投手(3年)は29日の茨城国体1回戦の智弁和歌山戦(水戸)に先発したが、4回途中6安打2失点で降板し、チームも1-3で敗れた。奥川は試合後、10月17日のドラフト会議に向けてプロ志望届を提出することを明言した。

 「練習不足でしたね。3年生と臨む最後の大会ということで、楽しんでいこうとしていた。いい仲間と巡り合えて最高の3年間でした」

 両チーム申し合わせの上で木製バットを使用した試合だったが、最速150キロの直球や宝刀のスライダーを逆方向へと合わされ6被安打。実力を発揮したとは言い難いままに終わったが、その表情にはすがすがしさに満ちていた。

 「プロでやりたいと思っていた中でも、簡単に出せるものではないと考えて慎重に考えました。最後は自分の意志で挑戦したいと思い、志望届の提出を決めました」

 時折トレードマークの笑顔をのぞかせながら節目の決意を語った奥川。小学4年からコンビを組む山瀬慎之助捕手(3年)も同日、プロ志望届を提出した。

 山瀬は「奥川はすぐに1軍で投げると思うけど、奥川どうこうではなく、個人での戦い。自分もドラフトで選ばれれば頑張ってその舞台に行けるようにしないといけない」と話した。

 ネット裏ではロッテ、中日、阪神の3球団が奥川を視察。親会社の販路拡大のためにも指名が確実視される中日に加え、甲子園で2回戦以降も視察を続けたロッテ、幹部級スカウトが目をこらした阪神。この3球団に加えて動向が注目されるのが、松井秀喜氏以来、星稜高のドラフト候補に秋波を送り続ける巨人だ。高卒にして即戦力と目されるNo.1右腕争奪戦は激化している。(片岡将)

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