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【神谷光男 スポーツ随想】相撲協会と徹底抗戦…貴ノ富士は元師匠・貴乃花にそっくり (1/2ページ)

 「自主引退」を相撲協会から促された十両貴ノ富士の暴力問題には、あぜんとするばかりだ。付け人には「ニワトリ」「ヒヨコ」「地鶏」とあだ名をつけ、「はいじゃない。コケと答えろ」と強要したとか。

 双子の弟、幕内の貴源治も若い衆がヘマすると「腕立て伏せ、罰金、外出禁止」のどれかを選べと命じたりした。それが兄弟子としての「指導」のつもりなら、なんとも陰湿で子供じみている。

 昔から騒動を起こす部屋は決まっている。双子の所属は千賀ノ浦部屋で、やはり付け人への暴行で引退した元幕内の貴ノ岩もいた。

 「問題力士たちは一年前までは貴乃花部屋だった。元貴乃花親方自身、若い衆に暴力をふるったことも相撲界では知られた話。その部屋に育った。“三つ子の魂、百まで”だね」と、ある親方は苦笑いした。

 秋場所では貴部屋の“残党”のひとり貴景勝が関脇で12勝。大関返り咲きどころか、御嶽海との優勝決定戦に持ち込んだ。優勝しようものならワイドショーが貴乃花元親方を追いかけ回し、ようやく騒動を忘れかけた協会幹部の“貴乃花アレルギー”再発か、と心配?されたが、結果は貴景勝の完敗に終わった。

 それも当たって押し合ったときに左胸を痛め、翌日のMRI検査で「左大胸筋肉離れ」とわかり、師匠千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)によると加療期間は6週間。11月の九州場所の出場が危ぶまれているという。

 新大関の夏場所で右膝靱帯を損傷。7月場所を全休した貴景勝は筋力アップに精を出し、ベンチプレスでは最高230キロも挙げたとか。けが予防に筋肉をつけるのはわかるが、相撲で使う筋肉になりきっていたのか。

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