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世界陸上20キロ競歩 京大出身・山西利和が金! 東京五輪切符つかんだ

 陸上の世界選手権男子20キロ競歩は4日から5日にかけてカタールのドーハで行われ、山西利和(23)=愛知製鋼=が1時間26分34秒で優勝し、東京五輪代表に決まった。今大会では男子50キロ競歩の鈴木雄介(31)=富士通=に続く金メダル獲得で、20キロ競歩では日本勢初メダルだ。

 京都大学工学部物理工学科卒という競技者としては異例の経歴。

 その日のコンディションや他の選手の動向を見ながら、どのパターンが金メダルに近いか計算して戦う頭脳派。高温、多湿でペースがあがらない中、7・25キロで一気に飛び出した。首には冷却タオルを巻き、残り1・5キロでさらにスパートした。勝利の瞬間は号泣も笑顔もなかった。

 2日前の会見で「当日のパフォーマンスにすべてを注ぎたい。金メダルを最大のターゲットとして練習してきた。やるべきことの最後の手順を1つずつ踏んでいけば、結果は付いてくる」と意気込んだ通りの結果となった。

 世界ランキング1位で挑んだ初めての世界選手権で見事に期待に応えたが、「世界一というのがゴールではない。この先がある」とも。

 世界選手権で日本勢が複数の金メダルを獲得するのは初めて。来夏に東京五輪を控え、日本の男子競歩が隆盛を迎えている。