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【神谷光男 スポーツ随想】世界陸上 トラック&フィールドで金メダルゼロ、五輪ホスト国がこんな成績でいいのか…? (1/2ページ)

 異常なまでのラグビーの盛り上がりに加え、日本時間で真夜中から明け方にかけてという最悪の時間帯で、ドーハでの陸上世界選手権は気の毒なほど影が薄かった。

 日本は初日の女子マラソンで谷本観月(天満屋)が7位に入賞。2日目の男子50キロ競歩で鈴木雄介(富士通)が金メダルを取った。さらに同20キロ競歩で京大卒の変わりダネ山西利和(愛知製鋼)が金を取り、競歩の強さを見せつけたものの、肝心のトラック&フィールドはさっぱり。

 「決勝進出だ」と鳴り物入りで期待された男子100メートルのサニブラウン・ハキーム(米フロリダ大)は準決勝5着。桐生祥秀(東洋大)、小池祐貴(住友電工)も準決勝で枕を並べて“討ち死に”した。

 男子走り高跳びでは今年2月に2メートル35の日本記録をマークし、今季世界1位の記録を携えて乗り込んだ戸辺直人(JAL)が2メートル29を跳べず、予選落ちとなった。

 大体、テレビやスポーツマスコミが騒ぎすぎる。サニブラウンは確かに6月に9秒97を出しているが、全米大学選手権の3位だった。世界はそんなに甘くない。

 一人一人じゃ歯が立たない。まとめて勝負とばかり大詰めの男子400メートルリレーでやっと銅メダルを獲得したものの、トラック&フィールドでのメダルはこれ一つだ。

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