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【江尻良文の快説・怪説】会沢残留で一難去った広島だが、まだ前途多難… (1/2ページ)

 10日、広島・会沢翼捕手(31)が10日、マツダスタジアムでFA権を行使せず、残留することを発表した。一難去った佐々岡新政権だが、まだまだ油断大敵、前途多難だ。

 今季の広島はリーグ4連覇に失敗、しかも最後の最後で阪神に抜かれ、4位転落。クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ出場まで逃した。その元凶は攻守の要だった丸の巨人FA移籍。広島のV逸の最大の要因どころか、巨人5年ぶりのV奪回の立役者になっている。

 そんな中、会沢は、選手会長としてチームを引っ張り、正捕手として投手陣をリーグ2位の防御率に導いている。しかもリーグトップの得点圏打率・351を記録。12本塁打は球団史上、捕手としては1953年の門前と並ぶ、球団史上最多タイ、捕手の3度目の2ケタ本塁打も球団最多だった。

 佐々岡新監督が就任早々、会沢に残留熱望コールしたのも当然だろう。FA権を行使せず3年契約での残留だという。ただし昨オフの丸に続く、主力選手の流出危機が去ったワケではない。

 同じくFAの権利を取得した主力投手・野村、昨オフからポスティングシステムでのメジャー移籍を訴えている菊池が控えているからだ。一難去ったものの、まだまだ前途は多難で何が起こるかわからない。

 会沢に対し3年契約で引き留めたのが事実ならば、野村、菊池に対しても最低でも同様の複数年契約という条件を出す必要が出てくる。これまでの広島流は、将来の監督候補は引き留めるが、その他のFA移籍は黙認している。

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