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矢野・阪神ついに終戦…来季コーチ陣テコ入れへ 不在の“鬼軍曹”に中日OB・井上一樹氏招聘決定的 (1/3ページ)

 阪神は13日、巨人とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦に1-4で敗れ今季“終戦”。

 シーズン最終盤、1敗も許されない中で6連勝フィニッシュし、広島をまくって奇跡の大逆転CS進出を果たした。DeNAとのファーストシリーズは2勝1敗で勝ち抜け、9日からのリーグ覇者の宿敵との戦いは初戦、2戦目を落とし、アドバンテージを含めていきなり王手をかけられたが、第3戦は7-6と競り勝ち踏ん張った。

 台風19号の影響で開催が1日延期となり、この日が第4戦。2回に糸原の犠飛で先制するも、5回に岡本のソロで追いつかれ、6回には丸のセーフティースクイズで勝ち越しを許した。7回にも救援の岩崎がゲレーロに2ランを浴び力尽きた。

 試合後、矢野燿大監督(50)は「諦めない、戦う姿勢を選手はやってくれた。毎日こういう中で野球をやれて楽しかったし、チームとしても成長できたと思う」。一方で、「(チームの)現在地が分かったが、課題はいっぱいある。まだまだ強いチームじゃないしね」と締めくくった。

 選手を集めてのミーティングでは「ここまで来られて、(連れてきてくれて)ありがとう。でも、ここが自分たちが目指すべきところじゃない。目指すところ(優勝)に向かって頑張ろう」と声をかけた。

 だが、振り返れば2005年のリーグ優勝を最後に、14年連続V逸の事実は変わらない。最大の要因は昨年同様、得点力不足が解消されなかったことにある。今季シーズン538得点は12球団ワーストで、94本塁打もリーグ5位。3年契約といわれている矢野監督だが、優勝争いに加わわった上で、Aクラスの3位以内を確保することが長期政権への必須条件になる。悲願のV奪回に向けて、さっそく“内閣改造”に着手する。

 その目玉として、中日OBで野球解説者の井上一樹氏(48)が来季、矢野阪神のコーチ陣に加わることが決定的だ。星野監督時代の中日で中心選手として活躍。現役引退後、2011年に2軍監督としてウエスタン・リーグ、さらにファーム日本選手権でも優勝し、1軍打撃コーチの経験もある。矢野政権下でも同ポジションへの就任が濃厚だ。