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王会長も大絶賛! ソフトバンク・工藤監督は“短期決戦の鬼”、驚異の勝率7割超

 パ・リーグ2位のソフトバンクが、リーグ優勝した西武とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(メットライフ)を4勝1敗(西武に1勝のアドバンテージ)で制し3年連続の日本シリーズ進出を決めた。

 パ・リーグで下位チームが優勝チームを4連勝で撃破するのは初。ソフトバンク・工藤公康監督(56)の選手起用がズバズバ当たった。

 王貞治球団会長(79)は「強い西武にまさか4連勝とは、考えたこともなかった。(工藤采配は)素晴らしかった。適材適所、打つ手打つ手が全部当たった。彼は日頃から試合を振り返り、チームが最高の力を出せるように常に考えている」と激賞した。

 就任5年目の工藤監督が日本シリーズ出場を逃したのは、2016年だけ。昨年に続きリーグVの西武を破る下克上で、短期決戦での強さが際立っている。

 森浩之ヘッドコーチ(54)は「(工藤監督は)ここというところの勝負勘、思い切りがすごい。ファーストステージ(楽天戦)でもファイナル(西武戦)でも迷いがなかったので勝てたと思います」と指摘。

 「データを基に、松田を楽天戦のうち2試合でスタメンから外し、西武戦(第1戦)では5番に使った。第2戦は5番に中村晃。内川に代打(第2戦)を送ったり、バント(第4戦)をさせたり…」と例を挙げたが、こういった采配は自軍も驚くものだったという。

 「短期決戦での集中力は、シーズン中とは違った。ヘッドの僕でも近寄りがたい雰囲気だった。“ここは絶対勝たなければいけない”というところでは、そうなる。だてに(現役時代に)224勝もしているわけではない。さすが百戦錬磨ですよ」と明かす。

 5年間のCS、日本シリーズの成績は34勝12敗1分で、実に勝率・739。前任者の秋山幸二監督の20勝16敗、王貞治監督の15勝18敗(07年以外はプレーオフ)に比べ驚異的な数字で、“短期決戦の鬼”だ。(塚沢健太郎)

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