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阪神、今年のドラフトはどうなる? ベテランスカウトが嘆く伝統的な「クジ運の悪さ」

 阪神の球団関係者はドラフト会議(17日)前から戦々恐々としていた。「ウチのクジ運の悪さは半端じゃない。1位指名しても、また外すのではないかといつもビクビク。野球の神様は不公平と文句の一つもいいたくなる」とベテランスカウトの1人が嘆くほど。

 実際、阪神は過去のドラフト会議で1位指名重複の抽選に23回挑み、当たりクジを引き当てたのはわずか6回。勝率・261の低さで、途中には12連敗もあった。「外した選手の中には清原和博、野茂英雄、松井秀喜といった大物もいた。そのうちの1人でも引き当てていたら、タイガースの歴史は変わっていたかもしれないと思うと切なくなる。そろそろウチにクジ運が向いてもいい頃ではないか」と球団幹部は神頼みだ。

 もっとも、抽選に敗れたおかげで幸運が舞い込むことも時にはある。昨年のドラフト会議で阪神は1位の重複指名で大阪桐蔭高・藤原(ロッテ)、立命大・辰巳(楽天)を続けて抽選で外し、3度目で交渉権を獲得したのが大阪ガスの近本だった。

 彼の今年の活躍ぶりはいまさら言うまでもなく、逆転クライマックスシリーズ進出の原動力でもあった。果たして伝統的な悪しきクジ運を払拭できるか。(スポーツライター・西本忠成)

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