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南ア出身3選手、日本代表を選んだそれぞれの事情 松島「強い国を倒したい」 ラグビーW杯 (3/3ページ)

 宮崎合宿中には、リーチが国歌「君が代」の原点を確かめようと、皆を日向市にある「さざれ石」と「巌」の見学に誘った。ラブスカフニは「小さな石でもいつかは巌となる。小さな日本チームもいつか巌となれるように…」とフィフテイーンを前にゲキを飛ばした。

 そしてファンデルヴァルトも、体のサイズの違いに意を決したか、13年にNTTドコモ入り。17年から日本代表を張り続けている。

 南アのエラスマス監督は「日本がベスト8に進んでくると思っていた。相当厳しい戦いになるだろう。前回は失敗したが、もう同じ失敗はしない」と4年前のリベンジを誓っている。

 しかし、南ア出身の日本代表3人はいたって強気だ。ラブスカフニは「僕は南アが大好きだが、今の日本チームに誇りを持っている。応援してくれる日本中の国民のためにも勝ちます」と言い切った。ファンデルヴァルトも「日本は住みやすく素晴らしい国だ。日本代表として頑張る」と語り、近々日本国籍を取得し帰化する意向を明かした。

 そして、強い国を倒したいという目標をその快足でかなえてきた松島。「南アからトライを奪って勝ちたい」と思いを新たにしている。13日にはスコットランドに勝って大騒ぎの中で「まだ南ア戦がある。9月の壮行試合で負けた(7-41)お返しをしないと…」。

 その壮行試合でチーム唯一の得点を独走トライで奪い、しっかり爪痕を残したのが、他ならぬ松島である。

 【注】ティア1 世界ランキングとは別に、伝統的なラグビー強豪国と認められている10カ国。ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチンの南半球4カ国とイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリアの欧州6カ国。日本は米国、フィジー、サモア、ロシアらとともに第2グループの「ティア2」(13カ国)に数えられている。

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