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南ア打倒のカギは“ペナルティー回避” 坂手「イエローをもらいそうなプレーは練習から厳しく判断」 ラグビーW杯

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)で日本は未知の領域に踏み込む。4年前の2015年大会の初戦で“スポーツ史上最大の番狂わせ”を演じた相手の南アフリカには大会前の壮行試合で7-41と大敗しているが、1次リーグ4連勝で勢いに乗るジャパンは1カ月前とは全く別のチームだ。

 HO坂手淳史(26)=パナソニック=は16日、都内で取材に応じ、9月6日に行われた壮行試合について、「少し気合が入りすぎて、1つのことに集中しすぎてディティール(細部)を忘れてしまっていた。そのせいでみんな頑張っていても空回りしてしまった」と反省。ボールを持って前進する相手に集中しすぎて他への意識が散漫になったことでミスを連発した前哨戦の再現は避けたい。

 リーチ・マイケル主将(31)=東芝=は百も承知だ。「集中しすぎると周りが見えない。スペースができてしまったり、大事なところでミスをしていた」と反省点があった。

 格が上の相手と戦う上で重要となるのがディシプリン(規律)を守り、ペナルティーを回避すること。ここまでの日本はイエローカードをもらっていない。坂手は「イエローをもらいそうな危険なプレーは、練習から厳しく判断している」。そのフェアプレーの精神は“ジャパン・スマート”と呼ばれ世界から称賛されている。

 トンガ出身のLOヘル・ウヴェ(29)=ヤマハ発動機=は南ア対策として「いろいろなトリックや仕掛けも用意している。詳しいことは当日の試合で分かる」と自信をのぞかせる。

 「(予選の4試合で)プレッシャーにも慣れてきて、注意力も上がってきた。次の試合もいい勝負になると思う」と意気込むリーチ。

 「ブライトンの奇跡」から4年。今のジャパンに、奇跡は必要ない。(内藤怜央)

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