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大相撲、止まらぬ暴力問題…呼び出しの最高位・立呼び出しの拓郎、後輩への暴力行為が発覚

 早くも新たな暴行が起こった。日本相撲協会は16日、呼び出しの最高位である立呼び出しの拓郎(63)=春日野部屋=が開催中の秋巡業で後輩の呼び出しに暴力を振るったと発表した。

 相撲協会によると、拓郎は8日に新潟県糸魚川市での巡業で幕下格、序二段格の呼び出し2人が客席で食事をしていたのを注意した際に、頭部と背中をそれぞれ1度ずつたたいた。2人ともけがはないという。拓郎は退職の意向を示したが、協会は保留している。

 幕下格呼び出しが暴力行為があったことを相撲協会に報告。今後は協会のコンプライアンス委員会が調査して処分を協議する。

 今年は2月に、鳴戸部屋の三段目力士が弟弟子に暴力などを繰り返していたことが発覚し引退。9月には十両貴ノ富士が付け人へ2度目の暴力行為が発覚し、現役引退につながった。ともに師匠が減給処分となっているが、拓郎の所属先の春日野親方(元関脇栃乃和歌)にも処分が下ることになりそうだ。

 力士以外では、2017年に行司の最高位の立行司、式守伊之助(当時)がセクハラ行為で退職している。

 協会は「暴力禁止規程」を作成し、何度も研修会を開催しているが、あらゆるプロスポーツでこれほど暴力問題が繰り返されるのは大相撲だけで、組織を根底から改革しなければ改まりそうもない。

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